2008年2月8日金曜日

まぐれ—投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

まぐれ—投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
http://www.amazon.co.jp/dp/4478001227

を読みました。


著者の主張はこんな感じ。

株価の予測、投機の成功や不成功はまぐれでしかない。
マーコビッツの分散投資の理論?、そんなの論文を出さないと食っていけない
象牙の塔の住人が書いた非科学的な理論ですね。

結局世の中のほとんどの現象はまぐれ、たまたまでしかない。
そのたまたまが、目の前では見えやすいから成功している、
と錯覚しているだけ。

アルファ?そんなのもまぐれ。
必死になって新聞、雑誌で情報収集することなど、愚の骨頂。

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ただ、ひとつ言えることは、
いまの金融市場はとても歪んでいて、まぐれに頼らなくても
精査に調べれば高い確率でアルファを得られる可能性がある、
ということ。

これは、著者が、相場に大きな歪みが生じているときに、
出動してトレードする、という戦略にも共通点がある。

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